学科の紹介
木工科
木工科では、挨拶・返事・報告、時間を意識し、安全確認など実際の職場を想定した環境の中で実習を進めています。また、態度面だけでなく一定水準の技術を身に付けることを目指しています。
1年生は、「基本的な知識や技術、態度を身に付ける」ことを目標に、基本的な木工製作から取り組んでいます。初めて扱う大型機械の大きな音に負けない大きな声を出して頑張っています。
2年生は、「自分たちで考えて、安全に製作を進める」ことを目標に、箱物や木チェア製品作りに取り組んでいます。削る作業や研磨作業はとても気を使います。慎重・丁寧に製品を作っています。
3年生は、「職場で働くために必要な力を理解し、主体的な態度を身に付ける」ことを目標に、一定の加工技術が求められる製作や、たくさんの製品を決められた期間内に製作することに取り組んでいます。工程や役割分担も自分たちで試行錯誤しながら進めています。
実習の様子
製品紹介
救急箱
キッチントレー
カッティングボード
マウスパット
木犬
のれる君
工業科
工業科では、4月から10月まではコンクリート製作に取り組み、11月から3月までは金属加工に取り組んでいます。力仕事が中心となりますが、長時間働き続けるための体力、最後まで諦めずに取り組む集中力、周りを見て行動する力、危険を回避し安全を管理する力などを身に付けられるように取り組んでいます。また、自分の仕事に責任をもって最後までやりぬくことや、挨拶、返事、報告など卒業後の就労と自立、地域への貢献に必要とされる力を育てています。
1年間の実習の流れ
金属加工実習(冬季作業)
コンクリート製作(夏季作業)
製品紹介
歩道平板
民地仕切石
蝶々フック
スマホスタンド
U字溝
ブックスタンド
エコクラフト工芸実習(冬季作業)
コンクリート製作作業について
コンクリート製品は総じて重量があり、歩道平板は1枚13KGあります。金属製の型枠に剥離剤を塗り、セメントと砂利と砂を混ぜたものを流し込んで成型していきます。セメントは時間とともに乾燥していくため、手早さも重要な活動となります。
被服デザイン科
被服デザイン科では、縫工実習に関する基礎的・基本的な知識と技術の習得を図り、就労の意義と役割、社会貢献の理解を深めるとともに、社会生活で自立するために必要な基礎的・基本的な能力と実践的な態度を育てることを目標に学習活動を行っています。
製品紹介
トートバック
カード入れ
2way鍋つかみ
袱紗(ふくさ)
ミトン
がま口ポーチ
まち付ポーチ
お弁当巾着
実習の様子
型取り
裁断
ミシン
アイロン
農業科
農業科では、花や作物の栽培などを通して、生徒の働く意欲を培い、将来の社会自立に必要な事柄を総合的に学習する実習に取り組んでいます。
春から秋にかけては、野菜や草花を育てる作業、冬は越冬野菜収穫とドライフラワー製品作製、除雪作業などを行っています。
実習の様子
春に種を植え、大きくなってきた作物をハウスやほ場に定植し、立派な実ができるまで丁寧に育てます。
美深町文化センターや、幼児センターなどの町内の花壇に花を植えます。花壇は、夏から秋にかけて見頃を迎えます。
収穫した野菜は、本校の給食への納品も行っており、自分たちが育てた野菜が身近な場面で生かされていることを実感することができます。
地域のお店で販売会も行っています。多くのお客様にお越しいただき、シクラメンや野菜などを販売しました。
主な製品紹介
【1学年】赤豆、トラ豆、にんじん、トマト、なす、小松菜、ほうれんそう、セロリ、かぼちゃ など
【2学年】キャベツ、ピーマン、ししとう、きゅうり、にんにく、じゃがいも、かぼちゃ、ドライフラワー など
【3学年】シクラメン、ねぎ、玉ねぎ、大根 など
〈草花類〉マリーゴールド、ペチュニア、ベゴニア、ジニア、サルビア、ケイトウ、パンジー など
食品デザイン科
食品デザイン科では、道産小麦や美深町の特産物(かぼちゃ)を用いた焼き菓子作りを中心とした実習を行っています。学校祭や校外での販売会を行い、自分たちで作った製品を地域の皆様に販売しています。
また、製品販売に必要なパッケージやラベル、包装袋の製作にも取り組んでいます。
実習の様子
衛生面にも十分に気を付けています。掃除検定(本校独自による)なども行い、技術の習得状況を確認しています。
販売会に向けて、学年ごとにクッキーやパウンドケーキを作っています。
農業科が栽培したかぼちゃを使用し、焼き菓子の材料にしています。
ゆるキャラクッキー
グリッシーニ
製品についているタグや紙袋も手作りしています。
製品は、学校祭をはじめ、校内外で販売しています。